
小野ゴム工業は、1923年の創業より1世紀以上にわたって、微細・高精細なゴムの成形に対応してきた企業です。保有・管理している金型は1,000種類以上にのぼり、豊富なゴム製品の製造実績とノウハウに基づいて顧客の要望に応えてきました(※1)。
2020年には、「ISO9001:2015」(品質マネジメントシステム)および「ISO14001:2015」(環境マネジメントシステム)を取得し、品質管理体制と環境への配慮を両立させながら持続可能なものづくりを推進しています(※2)。
2025年には、健康経営優良法人(中小規模法人部門)に認定されました(※3)。従業員が生き生きと働ける職場環境の整備に努めています。
同社では、ウレタンゴムや炭素繊維(CFRP)、天然ゴム、高耐熱シリコーンなど、さまざまな材質を取り扱っています。たとえば、食品衛生法の基準に適合するゴム製品については、お菓子工場や食品製造工場に採用された実績があります。
ゴム成形に関する知識が少ない設計者や調達担当者の顧客に対しても、要望をヒアリングしてから、生産設備・工具・製造実績などに基づいて用途に応じた提案を心がけています。
配合テストや試作段階にも、全て社内で対応できる体制を整備している点も特徴です。たとえば、金型や切削・研磨では製造できない形状の製品などについても、金型成形と機械加工を組み合わせる複合技術で対応しています。
小野ゴム工業では、ゴムの原料に磁性材料や金属粉末などを組み合わせる複合化技術により、新機能ゴムを開発してきました。コンパウンド技術を用いた高機能化や新素材開発のための独自機械の開発も含め、自社ならではの技術を磨き続けています。
| 成形技術 | プレス成形・射出成形・押し出し成形・巻き蒸し成形・注型成形・注型圧縮成形 |
|---|---|
| ゴム素材 | ウレタンゴム・NBR・炭素繊維(CFRP)・天然ゴム・シリコーンゴム(高耐熱シリコーンを含む)・磁気シールドゴム・機能性ゴム・磁性ゴム・フッ素ゴム |
小野ゴム工業は、豊富な材料の取り扱いと高い成形技術や複合化技術により、高精度かつ高品質なゴム製品を提供しているメーカーです。顧客の要望をヒアリングした上で、適した材料と成型方法を提案しています。
本サイトではシリコンゴムの成形を検討中の企業向けに、「複合部品」「平面形状」「複雑形状」の部品別におすすめのメーカーをご紹介。高品質へと導く成形技術の特長もまとめて掲載していますので、ぜひ参考にしてください。

搬送コンベアなどに使われる部品を、既製品のゴムローラーに追加工した事例です。既製品ではゴム幅が合わなかったため、ゴム部分のみを削り落として40mmから20mmの幅に変更し、追加で溝を必要な数だけ付加しました。
小野ゴム工業では、既製品特有の悩みをもつ顧客に対して、希望のゴムの材質や硬度に加工する方法を提案しています。本事例では溝加工を追加しましたが、材質の変更や巻き直し、テーパー加工、クラウン加工、再ライニングなども可能です。
| 会社名 | 小野ゴム工業株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 長野県岡谷市長地柴宮1-1-9 |
| 電話番号 | 0266-27-3223 |
| 公式HP | https://www.onogomu.co.jp/ |
シリコンゴム成形メーカーをお探しの企業に向けて、作りたい部品別におすすめのメーカーをご紹介します。
各社で対応技術や得意とする部品が異なるため、自社で作りたい部品にあったメーカーを選ぶ参考にしてください。
※参照元:サンアロー公式HP(https://www.sunarrow.co.jp/technology/rubbermolding/)
※参照元:桜シール公式HP(https://www.sakura-seal.co.jp/)
※参照元:ホッティーポリマー公式HP(https://www.hotty.co.jp/3d_service/consignment/)